絶対、女の方が人生ハードモードだと思う。

最近ネット上では「女叩き」みたいな風潮が広がっていて、ああ、あさましい事この上ないなんて思ったりする。おそらく、男であることしかよりどころの無い底辺層が声高に叫びまわってるだけだとは思うが、どうしてそこまで思考がゆがんでしまうのか理解できない。

僕は男だが、どう考えても女性の方が人生ハードモードだと思う。

 

とにかく女性の人生は「不確定事項が多く、しかもそれが人生で大きな意味を持ってしまう」と感じるのだ。

まず容姿。前回の記事でも書かせてもらったが、容姿が女性の性格や対人関係に与える影響はでかい。美人であればまずマイナスにはならないし、性格も歪みにくく結果的にいい人に巡り合えたり、優良な職種に着けたり様々な恩恵を受けることができる。ブスは逆にマイナスからのスタートだ、そしてどんなに頑張ってもある程度の容姿を必要とする職にはつけない。にもかかわらず当然容姿は自分では選べない。

就職だってそうだ。女性は就職の段階である程度賭けに出なければいけない。自分はこの先、いい人を見つけて早々に結婚するのか、それとも会社でバリバリ働いていくのかとりあえず決めなければいけないのである。「一般職」なのか「総合職」なのか問題だ。正直、誰であろうとそんな先の事わからないと思う。でも、女性は半ば強制的にそういう賭けをしなければいけないのだ。ちょっと酷だとは思いませんか?

そして、もし目論見が外れてしまった時、一般・総合どちらの側にいたとしても悩むことは間違いない。

それだけでも女性は大変そうだが、なんといっても女性には「結婚・妊娠」がある。これこそ人生を左右する最大の不確定要素と言えるだろう。

結婚に関してはまず出来るかどうかすらわからない。その上、結婚にはある程度明確なデッドラインがある。結婚を前提にプランを組んできて図らずもデットラインを越えてしまった人々の背中は見るに堪えないよ。

結婚をしても不確定要素は消えない。専業主婦であれば基本的にその収入源は夫が握っている。ある意味夫に依存しながら生きていかざるを得ないわけだ。僕からしてみれば生殺与奪を握られているようなもので考えるだけでぞっとする。夫が心変わりしたら?重病を患ったら?なんにせよ立ち行かなくなるのは女性の方である。

そこに出産が絡んでくるとさらに厄介だ。専業主婦はまた非常時の重荷を抱えることになる。しかも出産は時期を選べない。共働きでバリバリやってた女性にしても、妊娠したことでそのキャリアを中断せざる負えないことも多く、その心中は察するに余りある。やっぱり女性は割りを食ってるなと思うのだ。

 

こういう風に書くと「不確定要素が多いのは男だって同じ!」という意見も出るだろう。

それは確かにそうだ。

 

しかし、加えてもう一つ女性の人生をハードにしている問題がある。それは、

「理想のルートから外れたときに女だと極めてリカバリーがしにくい」という点だ。

容姿に関してはほとんど整形手術位でしか直せないし、性格まで治るとも限らない。仕事だって、結婚をあきらめて仕事に生きようとしてもそうそう事務方から総合職へ転身できるわけもなく、お局さんとして君臨するのが関の山だし、妊娠での一時離脱にしても数年のブランクを埋めるには相当の努力がいる。

結婚に失敗してしまったらもう最悪だ。専業主婦なら、下手をすると職歴数年なし、子持ちという状況でいきなり社会に放りだされかねない。当然日本はそういう人たちを受け入れる土壌は無いから縁故がない限りいい職にはつけないし、収入も低くなるから生活も苦しくなる。もし、高収入を狙うのであれば夜の仕事も考える必要も出てくるわけだ。

なんというリスキーな人生である。

 

その点、男は楽ちんだ。「仕事さえしていればよほどのことが無い限り生きていける」のだから。まあ、心情的にはいろいろあると思うが将来にわたって経済的な自立の確保が容易という点では女と比べるべくもない。容姿だって年収とかステータス次第でいくらでも補強できる。仮に失職しても長い空白が無ければ再就職はできるし、そもそも、離婚だとかプライベートな問題が自分の自立を脅かすリスクが格段に少ない。とにかく何があっても仕事に逃げることが出来るのだ。

でもこれは仕方がない。日本がそういうシステムで動いているのだから。

 

その他にも女には面倒なしがらみが多い。特に貞操関連。男の風俗はほぼ黙認状態なのにね。あーいやだいやだ

 

女に生まれなくて本当に良かった!!

 

女性と子どもの貧困

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