年収1000万円以上とかいうノイジーマイノリティがネットでも僕らを生き辛くさせる。
あーもう世の中結局金ですよ。この不安定な時代。何はなくともお金があればいい。それが幸せ。そしてそれは正解。お金が無いと貧乏にすらなれないからね！
そういうお金大好きな僕ですが、どうやらはてなにもお金にうるさいユーザーが多数いるようでこんな記事がバズってました。
すげーなおい。という感想しか出てこないけれど、みんなあれでしょ、こんなブログの内容なんてどうでもよくで「社会人2年目で年収1000万円を超えた」ってところに注目しちゃったんでしょ？わかるわかる。
案の定炎上して「お金が全てでは無いよ派」と「勉強になります（無垢）派」といういつものやりとりだ。おお、醜い醜い。
あのさ、年収1000万円以上の人って日本のわずか約４％しかいないわけでさ、そういう社会的な地位のある選ばれし者がネットにまで出張ってくるのやめてもらえません？
そりゃあその年収があるんだもの、ばばーんと年収だしゃあ、どんな記事を書いても人目は集まるし、ノウハウ集なんて書こうものならバズ間違いなし、自己承認欲求も満たされるだろうね。
でも、その選ばれし者が書く記事ってのは大体の人にとって無益で、もしかしたら有害ですらあるとおもうんだよね。
いや、別に、1000万円以上稼ぐあなたの経験そのものが無益で有害ってわけじゃ無いよ。
問題その受け手。つまりは1000万稼げてないのワレワレのことだ。日本全体で４％なんだからはてな界隈ならもっとその割合は低いだろう。だからワレワレとする。
1000万円以上の年収を稼ぎだす選ばれし者が発信することで、ワレワレの心が無駄に掻き乱される。世の中は「金が全て」派と「金で幸せは買えない」派に綺麗に分けれているわけじゃなくて、その中間「まあ、金も大事だけど金で買えない幸せもあるし、それはケースバイケースで派」という、相手の年収や職業、地位を自分と比較して思考を変えるポジショントーク野郎が極めて多い。それがワレワレであり、そういう人たちにとって、選ばれし者たちの絶対的に正しい意見はストレスになるのだ。だから、コメント欄も荒れる。
だいたい本当に「金で幸せは買えない」と思っている人がコメント欄に意見を書き込むはずが無いだろうよ。その800以上のブクマはそういう、お金とに関するコンプレックスと嫉妬と憎しみとかがない混ぜになって作られた怨嗟の塔で間違いない。
「そんなめんどクセー感情持ってるなら1000万円稼げるように努力したらいいじゃん！」という意見も当然あるだろう。
でもそれは無理だ。
1000万稼ぐということは、それなり以上の能力がいる。はてなブックマークに噛り付いているようなワレワレにはそんな能力はてんで無いのだ。
ブログで描かれている選ばれし者のアドバイスというのは、ほんとド正論が多く、例えるならホームランの打ち方について「ボールの下を擦るように打てばいいんですよ」と当然のようにアドバイスされているようなもので、ワレワレにはそんなの事できるわけが無い。せいぜいわかったふりをするのが関の山だ。だれもわかってない。
このような意味で年収1000万円以上の選ばれし者のブログというのはワレワレにとって有害で無益だといえる。
さらに言うのであれば、恥ずかしながらワレワレの仲間にもそういうブログに感化される奴がいて、その被害を受けるものまたワレワレなのである。
「ヴィジョンを持て！」「生きる目標を立てろ！」「ロジカルに思考しろ！」
うるせーんだんよまったく。
こういう能力は及ばないのに意識だけ高い奴を生み出している原因の一端を、今ネットにはびこっている「選ばれし者のアドバイス」が担っていると僕は思っている。ほんとやめてほしい。
1000万円以上の選ばれし者の皆さん。頼むからネットでの発信を控えてくれ。おそらく、あなたの心よりのアドバイスや経験談をほとんどの人が正しく認識していない。あなたがいるとワレワレの心が荒み、争いが絶えなくなる。
しかも年収1000万円以上は日本人の４％しかいない。
なのに注目を浴び、騒動を生むという点ではネトウヨ的なノイジーマイノリティーと変わりが無いのだ。
そのせいで、ネットが意識高い系の物になり、根暗で無能ワレワレが疎外されているように感じて、なんだか嫌だなあと思う今日この頃である。
