こんにちは僕が「パソコンの大先生」です

僕はパソコンの大先生だ。プログラムもCSSも書けないけれど、それでも僕はパソコンの大先生なのだ。PCに聡いネット民たちは半ば蔑称として扱われている、この言葉だけれど、一般大衆から見れば僕は大先生に違いなく、丁寧にご指導ご鞭撻をしている。

年老いた両親と同居し、FAX現役、紙媒体主流の出版社に勤務している私の見にあってこのスキルは意外と頼りになって、周りからのとても扱いがいい。「あいつ、何やってるかわかんねーな」という評判が一部あれど、僕の大先生っぷりで帳消しになってる感すらある。

というか、なんであいつらはあんなにパソコンの事がわからないんだ。「あの、このHP全然見れないんですけど」→「ああフラッシュが入ってませんね。落としましょう」、「デスクトップ整理してたらソフト消しちゃったよ!」→「あ、それショートカットなので大丈夫です」みたいなやりとりが頻発する。

あと、「ウインドウで更新しますか?て聞かれているんだけどこれ怪しいやつ?」とか。お前『java』のアップデートだって書いてあるだろ。MSの証明とともに。大丈夫ですよ。本当に大丈夫?とか怯えた目で喰い下がらないでください。

さらにいうのであれば全く書式の違うエクセル送ってきて「一枚にして」とかいうのやめろ。お前の思う10倍以上の手間がかかるしそれさすがに大先生の範疇を超えている。

で、なんでこんなにパソコン小市民が多いかというとどうも彼らはパソコンを「このボタンを押すとこれができる」みたいな考え方で動いている気がするのだ。だから、それが狂うとパニックを起こす。いや、そんな、トースターみたいなもんじゃないから。しかもググらない。これは奴らが怠惰なだけか。

それに対して僕はすごく雑にパソコンが動く仕組みを知っている。拡張子でソフトとファイルを紐付けているとか、Cドライブにファイルも本丸があるとか、メールは送信サーバーと受信サーバーがあるとかその程度だけど。だから、このボタンと押せばうまく動くやろうな、くらいはわかる。だから程度の低い段階で重宝されいる。

 

何が言いたいかというと、「概略やシステムを舐めておくって」ほんと大事。日本史だっていきなり事件だけをピンポイントに覚えろとか言われるときついでしょ?満州某重大事件とかノモンハン事件とかその背景を説明しないと旧日本軍のヤバさが伝わらないでしょ?そうゆうことよ。まあ、僕は知識の入手方法は「あやしいワールド」とか「カルトブックマーク」経由なので決して褒められたものではないですけれど。エロとアングラの魅力は学習効果絶大なのです。

ちなみに、僕はその知識を買われて今や弊社web戦略の中心になっています。芸は身を助けるって本当ね(手当加算とかはない)

世にはびこるパソコンの大先生も、そんなに卑下しないほうがいいよ!君を必要としている人はたくさんいるはず!

 

※しかし、今の中高年てパソコンの導入期から社会人やってたわけだろ?どうしてあんなに使えないのかね。私はそれが知りたいです。