もういい加減「スマホはインプットの道具」とか言い張るのやめたら?

あなた2時間前スマホで何を見たか覚えてる?

時折「電車でのスマホがきもい」とか「スマホにばかり使ってるとバカになる」的な話題が出ると、いきなり感情の温度が上がる人がいるけれど結局これが答えだと思う。

特にスマホでのネットサーフィン。

僕は昔から「空白の時間を作るのが嫌」という性格で、スマホ以前は電車内はもちろんトイレや風呂にまで必ず本を持ち込み、極力頭の空き時間を作らないように暮らしてたんだけれど、本がスマホに変わってからというもの頭は悪くなる一方。

とにかくびっくりするくらいスマホで読んだことが何も残らない。

本の場合だと、その内容や感想くらいは頭に残るし、それなりに長い時間、本で得た知識を語ったり盛り上がったりすることが出来たと思うんですけど、スマホの場合はどんな内容でもだいたい「ああ、なんかチラッとネットで見たわ」程度で終わってしまい、語れる知識も盛り上がれる話題も身につかない。

得られる情報の量は本と比べても遜色ないくらいに多いはずなのに、今朝見たことは今晩には影も形もない。

時間は消費しているのに教養も知識もつかないというのは、バカになったってこと。

 

多分、スマホでネットサーフィンというのは、本当にただただ「時間の空白を埋めるため」だけの手段なのだろう。

知識とか発見とかそういうものとは全然関係なくて、どちらかというと「頭の中をとりあえずゴミでいっぱいにして思考を止める」みたいな感じに近いと思う。

とりあえず大量の情報で常に脳をフリーズさせておけば、とりあえず「退屈」や「苦痛」は感じずに済むからね。通勤電車で見かけるスマホ持った人たちだって、指は動かしてるけど絶対フリーズしてるだけだ。

 

やっぱりスマホは「インプットの道具」ではないよ。

 

まだ自分が無関心な情報でも半強制的に視野に入れてくる新聞とか、同じことを繰り返しやって情報を個人に刷り込むテレビの方が実があるんじゃないかなあ。