グズに優しい日本の職場
お金がない、からtogetterとはてなを行ったり来たり。相変わらず、政治労働問題差別政治労働問題差別で頭が痺れる。最近良いことないし、家庭内も妹(26)に彼氏ができたということで荒んでるしで、もしかしたら僕は積極的に頭を痺れさせるためにこのサイトを見ているのかもしれない。余計なこと考えないで済むからね。みんなもそうじゃない?思索ごっこで現実逃避。
まあそれはいいとして、労働問題については割とセンシティブな方々が両サイトを根城にしているようで「サービス残業」「休日出勤」「長時間労働」には特にうるさい。それはわかる。さえずりというにはいささかふさわしくないとは思うけれど。
ただ、一方で僕はそういう悪習のほとんどは「グズを守るために」あるとも思う。「日本は生産性が低い」なんてよく言われるけれど、ほとんどの余計な、強制的な労働はだいたいグズな労働者の「禊」のためにあるのだから当然だ。何かを生産するために残業をしているわけじゃない。
平均以下の労働者でも規則を守って、しばしば見せかけの重労働をしていれば生きることを許される。営業なんかをやっていると、売り上げが足りないから月末に強制休日出勤なんていう事態は頻繁に起こるけれど、これだって完全に「頑張りましたけど無理でした!」というアピール。
それで何事もなかったように翌月が始まるのだから正直、ちょろい。
もちろん定時で仕事を終わらせることができるような優秀な労働者諸君にとっては、もらい事故のようなこのシステムはとても腹立たしいと思う。とはいえ、僕を含めたグズ労働者には平穏に人生を過ごす上でとってもありがたい仕組みなのだ。
だから僕はtogetterやはてなで叫ばれているような、遵法な労働環境を作るぞ!というという主張にはイマイチ賛同ができない。
労働者に取ってベストな環境が整えられたとして、言い訳も禊もできない状態で平均以下の労働者は何をもって会社に許してもらえればいいんだい?
僕には過重労働以上にそれが恐ろしい。
そして、率直に言ってtogetterやはてなで息巻いている連中も、最高の労働環境に見合うようなパフォーマンスを出せるほど有能だとは思えない。
本当に大丈夫か?
グズに優しい日本の職場を壊した結果、自分の職がなくなるなんてことにならないか?
平均以下の労働者としてそのへんのところがすごく心配だ。