メールでの敬語と嫌味の境界線
仕事柄最近メールばかりしている。僕はメールを書くのがそれはもう大層苦手で、文章なんて昔の電報くらいの簡潔さ、例えば「シメキリセマル ホンジツチュウノセキリョウ」くらいのレベルで良いと持っているんだけど、どうやら社会はそれは許さないらしい。以前、そういうことをエントリーで書いて散々怒られた。
で、それ以降「うるせーやつもいるもんだ」と思い、うるさ方に合わせるために限りなく敬語、というかクッション言葉を多用するようにしている。僕も学習する男だからね。
慣れとは便利なもので、おかげさまで今や流れるようにメールが書けるようになった。
本当、自尊心高い系神経過敏のはてなーの諸君には感謝しきりだぜ。
ただ、今度はまた違う問題に頭を悩ませている。
今まであまり意識して敬語を使ってこなかったのと持ち前の被害者意識の強さから「丁寧語」と「嫌味」の区別がはっきりつかないのだ。
例えば
「本日はご丁寧にわざわざお越しいただきましてありがとうございます。」
という文章を書いたとして相手にはどう受け取られるのだろう?
僕としては「ご丁寧」と「わざわざ」がなんだか嫌味を言われているようですごく引っかかってしまう。
多分これは、漫画とかアニメとかで強キャラがだいたい敬語で、慇懃無礼に
「フフフ、わざわざご丁寧に遠くから来ていただいてありがとうございます・・」
とか言ってるようなイメージがあるからだろう。
そして、もし取引先に、
「あいつ、フリーザ様気取りかよ」
とか思われていたら、人見知り営業マンである僕はもう敷居をまたげない。
なら使わなければ?って話なんだけれど、取引先の中には(僕の思うところの)「強キャラ」感をバリバリ出してくる人がいて、でも、もしそれが正しいのならやっぱり同レベルの敬語を使わないと失礼なんじゃないか、とも思う。
日本語って難しい!というか、コミュニケーションが胡乱すぎてウザい。
まあ、一番恐ろしいのは本当に僕への嫌味として強キャラ感を出してきている可能性だけれどね・・・