恥ずかしすぎて「逃げ恥」が見れない

「逃げ恥」が見れない。以下あらすじ

主人公・森山みくり (25) は、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そしてただ今求職中。「誰からも必要とされない辛さ」 を日々感じている。そんなみくりを見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡 (35) の家事代行として働き始めることに。かゆいところに手が届く働きぶりで津崎の信頼を勝ち取ったみくり

しかし、あるキッカケでその仕事も失いそうになる。将来に不安を抱え追いつめられたみくりは、ひょんな会話の流れから津崎に 「就職という意味で結婚するのはどうですか?」 と提案してしまう。

超真面目な津崎が導き出した答えは… まさかの契約結婚 !?

2人は周囲には秘密にしながら 「雇用主=夫」「従業員=妻」 の関係を始めるが、バレずに新婚生活を過ごすことが出来るのか !?
一つ屋根の下で生活する妄想女子とウブ男… 果たして契約結婚の行方は

 

引用元:あらすじ|TBSテレビ:火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』

僕の脳内の妄想を誰かがキャッチしたのか。ギフハフの仕業か。
僕を含め世にうごめく(精神的)童貞が日々思い描いている「今、教室にテロリストが来たら・・・」的妄想の具現化じゃあないか、これは。

「妄想が映像化されたら楽しいでしょ?見れば良いじゃ無い?」

なんて能天気な。ここまで、どストレートに妄想の現物を提示されたら、なんだか晒し者にされている気がして、恥ずかしすぎて見れないわ。

(精神的)童貞ゆえに身についてしまった過剰な防御反応が邪魔をする。

「そんな都合の良いことあるわけ無いだろ、ボケ!だから陰キャなんだよ」と暗に言われてる気がする。

 

主人公が新垣結衣だというのがさらにまずい。
不思議と妄想もこなれてくると、「いや、さすがにここまで高レベルの女が惚れてくるとかおかしいだろ!」というような意味不明なリアリティラインが設定されるようになる。
所詮妄想なんだけれど、気持ちだけでも現実との折り合いをつけようとすることによって、「どこに出しても恥ずかしい、恥ずかしくない妄想」をつくり、自分が妄想の世界に完全に堕ちてしまうことを防いでいるのかもしれない。これも過剰な防衛心のなせる技。

妄想なんだから好きにやれば良いのにね。

 

にもかかわらず、新垣結衣はそのリアリティラインを軽々ぶち壊してくるほど可愛いから困ってしまう。

「そんなことは、ありえない」

どう考えたって「都合の良すぎる妄想」だし、間違いなく羞恥心の方が先にくる。

 

だから僕にとって「逃げ恥」は、

「学校に突如乗り込んできたテロリスト相手に無双しつつ、クラスの可愛い子を助ける」という妄想とほぼ変わりなく、そんなもの恥ずかしすぎて観れるわけが無いと思うのだ。

 

きっとこれを楽しく見れるのは本当の陽キャか完全に闇に落ちた陰キャか、ファッション童貞となんだろうなあ。