薬物疑惑をホモ告白で相殺する高度なテクニック

成宮がホモで辞めるらしい。僕はどう考えてもフライデーされた(死語)からだと思っていたんだけれど、思わぬカミングアウトが飛んできて「え?そこ?」と股間を押さえながらモジモジしてしまった。

へー、ホモだったんだー。この件が出るまで全然知らなかったな。

しかし、薬中疑惑でホモでホモ達に裏切られるという三重苦を一気に背負わされたらそりゃ引退まで追い詰められるわ。ここから復活するにはよほど天才的な歌唱力とSMAP最大のヒット曲を作る位すばらしい作詞作曲センスがなきゃ無理。特に職業が役者っていうのも致命的で、今後どんなドラマに出たとしてもやおい(死語)の感じが物語関係なくフラッシュバックしてとても見ていられないもの。まあ、一部の腐女子達(死語?)にはウケが良いかもしれないけれど、果たして彼女達が「ホンモノ」を好きかどうか・・・。

確かに薬物の話に関しては「捏造説」もまだあって、togetterなんかでもコメント欄が地獄とかしているわけだけど、この状況での引退は例えば「死体の横で血まみれでナイフを持っている人物」位怪しくて、もうこれを疑わなければ人としてちょっと悪い方向に良心のタガが外れているとしか思えないし、戦慄を覚える。

成宮の人徳と言うべきか、極端な悪か極端な善に走りやすいネット人格の特徴というか。

ただまあ、大抵現実には「死体の横で血まみれでナイフを持っている人」はほぼ間違いなく犯人なわけで僕はもうそういう目でしか見れないよ。これって、普通ですよね?

 

で、もっと穿った、まったく薄い話として僕が考えてしまったのは、成宮が薬物疑惑にホモカミングアウトを重ねることで、相殺を狙っているのでは無いかということ。

どう考えたって今のタイミングでの引退は薬なのに、いきなりホモトークをかましてきたから、僕のように当惑してまうし、攻める側はうまく攻めきれない。

そして、なにより「ホモ」「アウティング」という言葉に鋭敏な反応を示す層が一定数いることが強い。はてなでいうと、崖だか壁だかに咲いている百合さんのように。

依然ネットの世界ではポリティカルコネクトネスレス(死語?)が強く働いている場所があって(togetterとかはてなとか)、現にそういうところでは、もう既にこの成宮引退が「薬物疑惑」から「非道なアウティング問題」へすり替わってしまっている。

 

さらに言うと、もしこれで成宮が捕まったら「ホモは薬物が好き」的に丸く収まるのだけれど、どさくさに紛れて成宮が嫌疑不十分だった場合、残る問題は「非道なアウティング」だけで、そうなれば彼は一躍「受難者」となることに間違いない。

そこで初めて復活の芽が出てくるんじゃ無いのかな。

仮に成宮がその一点に賭けて薬物疑惑にホモを抱き合わせてきたのであればすげーと思う。

まあどちらにせよここ数ヶ月で答えは出ると思うので忘れなければチェックしようと思う。

 

※しかし、あれだな、「直筆の手紙」ってのは未だに恐るべき効果を発揮するものなんだな。コロッと・・・。