電車で酒を飲む奴らは頭がどうかしている

最近職場が変わってわりと長時間の電車通勤を強いられている。

時間にして片道大体ショートショート15本くらいの間、満員電車に乗っていなければならないというのは人間の忍耐の範疇を一歩以上超えているとは思うが、それでも僕は何も言わず、電車内で足を踏まれようが、臭い息を吐かれようが、逆にその不快感を「みんな大変だな」という同情とある種の微笑ましさに転嫁させることで毎日をにこやかに生きている。

会社も会社で、半年に通勤費で20万も僕に支給するんだったら、半額で良いから家賃補助出してくれよ、とも思うがきっと深い事情があっての事だろうと考え何も言わない。

 

ただ、こんな融和的で温厚で穏健な僕が電車内で許せない事が一つだけある。それは

 

通勤電車の車内でお酒を飲みだすバカ共の存在だ。

 

あいつらはいったいなんなんだ?気でも触れたのか?

もちろん、新幹線で旅行中とかそういう休日なら僕もとやかく言わない。ただ、ここは首都圏でしかも通勤電車だ。リーマン・学生・主婦、様々な人が集い、密集する立派な公共空間で、おもむろにポケットから酒を取り出し、もっと頭のおかしい人になるとつまみまで食べだす。

電車内には酒とつまみの臭気が充満し、臭くてたまらないばかりか、その咀嚼音が響く。汚い。それでいて当の本人はといえば、まだ電車に乗っているにもかかわらず、もう既に家に帰ったような表情でくつろいでおり、その表情もまた僕をイラつかせる。

まさにこれこそ「いえでやろう」だ。

 

酒をそれほど好きではない、仕事に疲れ切った一般人にとってそれがどれほどのストレスになるかわかってないのだろう。

 

いや、まあ「食べ歩きはもとより公共の場では飲食は控えましょう」という今時小学生でも知っているルールをわからない猿共なのだから仕方のない事かもしれないが。

 

もう、本当にいい加減にしてほしい。

 

確かに、お酒を飲む人にとってはそれなりの理由はあるのかもしれない。

「家に帰ったら寝るだけで晩酌の時間がない。」「お酒を飲んで1日のストレスを忘れる」「酒がないと1日が終われない」とかそういう理由が。

知ったこっちゃない。

どうせ、どれもこれも自分勝手で人の迷惑も顧みない、本能を優先させた欲求だろ?

人間ってのは本能より理性を優先させるがゆえに人間なんだよ。

お前は、電車の中で横になって寝るか?暑いからって裸になるか?ヤンジャンでムラムラして1人遊びしはじめるか?

 

しないだろ?そりゃあ、曲がりなりにも人間だからな。

じゃあ人の迷惑を顧みず酒を飲むのもやめろよ。本能を抑え込めよ。

それができなきゃ本当にサルだ。

 

だいたい、子供の頃の自分が今の自分の姿を見たら泣くぞ。

会社終わったら、店に寄るでもなく、キオスクに直行してビール買ってさ、恥知らずにも人の迷惑を考えず、電車内でちびちびやってるなんて。

今の僕から見ても哀れにすら思えるんだから。

たぶん他の人もそういう風に見てるよ?あなたたちの事。

 

それが嫌なら、人の迷惑も考えず電車内でお酒を飲む人は、まず他人の気持ちを考え、迷惑をかけた事を猛省し、今までの生き方を恥じた上で、電車内飲酒をやめ、人間としての矜持を取り戻すことだ。

 

これでも飲むんならもう、アル中だぜ。ほんとに。