トランプ狂想曲。で、結局日本はどうしたいのさ?

最近アメリカで大変なことが起こってるらしい。

共和党のドナルド・トランプという横暴で野卑で人種差別主義者な大富豪が大統領になりそうらしい。よく知らなけれど。

「希望は、戦争」な徳政令カード使いたい系男子の僕としては「うひゃひゃ、いいぞもっとやれ」的な感じなんですが、このトランプさんに関して上級国民様は大層騒いでいる(ビビり散らしている)

diamond.jp

www.nikkansports.com

わかりやすいのを抽出したけど、要するに「トランプはどういう人で日本にどういう要求をしてくるのか」という戦々恐々な記事が溢れているわけだ。

 

なんだか人事異動の季節の社内みたいだね。

「今度来る課長さん怖いらしいよー。なんか、パワハラで何人かやめさせてるって!」

「うそ嫌だわ〜。目をつけられない様にちょっと控えめに仕事しようかしら」

みたいな。

 

まあ社内ならそれでも良いかもしれないけれど、国対国という関係の中で、そういう反応ってちょっとヤバく無い?いわば日本は国という1人の人間として世界と向き合っているわけだからさ。なに、この社畜感。

この記事なんかそれがよく出てると思う。

www.yomiuri.co.jp

日本政府高官は6日、トランプ氏の発言について「米軍駐留による米国の利益を理解していない」と語り

 お前は「あのメーカーの若社長、うちの部品の良さを全然わかってねえ。」と嘆く町工場の社長か何かなのか。そもそも、なんで主語が「米国」なの?もっと、日本の立場で話すことってできないのかしらね。

 

大方この調子。

もうトランプ氏の人柄とか要求とかは大体わかったから、今度は日本国の主体的意思に基づく「絶対に守るべきライン」をはっきり示した上でどう行動すれば良いのかについて論議して欲しいよ。

 

 

まー、とはいえ、そもそもそういう、国として(精神、心情的にでも)合意のとれた意見っていうのが日本国には極端に少ないんだろうね。

前述の米軍駐留費の事だって

「日本としてアジアを安定させるために日米の協働は必須だと考える。しかし、米国がその利益を捨てNOというなら独自でこの目標のために行動せざるおえない」

とでも答えれば良いと思うんだけど、いかんせん前段部分の合意すら国内でとれてるかどうか怪しいから「まあ、ほらアメリカ様にも利益ありまっせ」的な弁明になっちゃうんだろうな。

 

合意が無いから「相手がこう言ってきたから、こうする」みたいな合気道的立ち回りに終始せざるおえないという訳。

これはもう日本国の習性だし、逆にそれで良いこともたくさんあったと思う。特に大戦終了後の世界史上、類例を見ない超手のひら返しはいくら賞賛しても足りないくらい。

 

ただ、今回のトランプ氏の件を見るとそうも言ってられないよなあ、とも思う。時代も時代だし、政治家の玉虫色力も下がってるし。

だから、すごい抽象的でも良いので「この国をどうしたいのか?」をそろそろみんなで決める必要があるんじゃ無いですかね?

そうしないと、最悪まーた空気に流されて戦争しちゃうきがするよ。

 

❇︎あ、ちなみに、一応書いておきますが僕は「この国を取り戻す」的な思想は大っ嫌いです。

 

若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か

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「当たり前」をひっぱたく

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