「今日からヒットマン」という日本漫画史上最高のガンアクション作品について

とにかくこの作品「週刊漫画ゴラクに隔週連載してた」というクソマイナーな漫画だから、なんとかして注目を浴びせたい!

と、いうわけでいつも以上に力を入れてレビューした。

ゴラク以外この漫画の面白さを見抜けていないのが本当に悔しい。

ぜひみなさん買って読んでください!(直球)

 

 

 今日からヒットマン(↓キンドル版以外もあるからね!)

今日からヒットマン 1 (ニチブンコミックス)

今日からヒットマン 1 (ニチブンコミックス)

 

知ってる?あ、知ってる人も帰らないでね。僕は今までこの漫画の楽しさを分かり合えた人がいないから、読んだ上でブクマしてコメント残してくれるとすげえ嬉しいな。

 

で、あらすじこの辺は自分まとめる力ないんで、wikiを貼ります

人生、急転直下――!! 平凡なサラリーマンに、ある日、ある時、降りかかる超ド級の災難!! 右手には銃! 左手くすり指には結婚指輪! 突然始まる命懸けの二重生活!!! 伝説のヒットマン“二丁”の名を継いだサラリーマンの運命はッ!?

どこにでもいる平凡なサラリーマンの稲葉十吉は、営業先から帰宅する運転中に「二丁」のコードネームを持つ凄腕のヒットマン(殺し屋)と遭遇する。刺客の襲撃を受けたことで瀕死の重傷を負っていた二丁は、十吉の目の前で自身が仕事を請け負う犯罪組織『コンビニ』に連絡し「ターゲットが死亡せず、自身の女が助からなかったら稲葉十吉とその家族を皆殺しに。ターゲットが死亡し、自身の女が助かったら全財産を稲葉十吉に渡す」と依頼して死亡する。十吉は最愛の妻と自身の生活を守るために何が何でもターゲットを殺害し、二丁の恋人・ちなつを救出しなければならない破目になってしまう。十吉のサラリーマンとヒットマンの二重生活の幕が開けた瞬間だった。

 つまるところ「普通の営業サラリーマンがひょんな事からヒットマンに取り違えられ活躍する」というお話だ。

これが、またいい。この作品、「無双感」が無いのだ。僕が大好きな「ダイハードのジョンマクレーン系」主人公だ。とにかく、根が普通の会社員だから、自信満々で戦うことはまず無い。「どうして俺が・・・」「ひいい」「今日は会社のお得意様と大事な取引があるのに!」とかぜーぜー言いながらとりあえず目の前の困難を打開するために全力を尽くす。そして、だからこそ死と隣り合わせの状況で覚悟を決める瞬間が最高にかっこいいのだ!スナイパー相手になれないスナイパーライフルを扱いながら「前提として・・・俺は死ぬ。」と断言し賭けに出る姿は鳥肌ものだ。

昨今映画でも漫画でもこういう主人公にはあまり無い魅力である。

また、主人公が属する犯罪組織「コンビニ」はヤクザとかそういうバイオレンス感はなくどちらかというと会社に近い。だからこそ、やっかいなしがらみや、権力闘争がある。なので、取引先のクレームに対して、主人公が銃ではなく持ち前の営業スキルで交渉を進める話などもあり、会社員なら身に詰ませれるところとかもあって、会社員ならより面白く読めるのではないだろうか?

その他の登場人物も「主人公の(犯罪組織の)上司であり、無類の策略&巨乳好きの『丸メガネ』」「彼女が寝取られている風景を見るのが大好きなヒットマン『鼻ピアス』」などなど、ちょっとイっちゃってる連中が多く、飽きない。

そんな連中に囲まれながら主人公がヒットマンとして人として成長していく姿も見どころの一つだろう。

基本単独行動の彼らが、主人公の魅力に気がつき「彼らなりの協力」をするシーンは否応無しにアガる。

 

この漫画は画力も高い。僕はこれほど「弾丸一発の意味」を描写した作品を知らない。

一般的なガンアクションだと、どうしたって乱射描写が多くなり銃撃戦自体は背景になってしまうことが多い。最後の一発の描写だけ異常に書き込んであったりね。

しかし、「今日からヒットマン」は違う。その銃弾一発がどういう目的で発射されてどういう結果をもたらすのか?それがきちんと書き込まれているのだ。もちろんこれは事前にしっかり緻密な作戦描写がされているという事で、それ自体ポイントも高いが、この一連の流れを絵で見せることができる画力はちょっと凄い。特に「発射から着弾」までの描写は毎回、迫力とリアリティが備わった渾身の出来で、「なるほど、撃つ撃たれるとはこういことか」という説得力の強さはガンアクション漫画随一ではないだろうか?主人公のメイン武器はハンドガンであるにもかかわらず、ここまで力強い描写を入れているという点も見逃せない。

作者は銃器にも精通していると見え、銃自体の描写も緻密でガンマニアの人もそういう視点から十分楽しむことができると思う。

 

「弱音アクション」+「高い画力」この二つを十分に兼ね備えた「今日からヒットマン」は何とは言わないが幅を利かせている雑なガンアクション漫画と比べると神のような傑作である。どうしてこれが世に出ないのか、僕には謎で仕方がない。

なんだ、ゴラクか?ゴラクが悪いのか?あれはあれで、凄い面白い漫画たくさんあるからね!!

 

とにかく読んでない人は(このアフィリエイトを踏んで)買って読んでくれ。読んだ人はブックマークをして感想を書き込んでくれ!

この漫画のみんなの感想を僕は知りたい。

 

 キンドル版以外もあるよ!!