「リアル脱出ゲーム」について最近まずいと思う事。

楽しいリアル脱出ゲームだけど、最近ちょっと困った事がある。それは、「多くの脱出ゲームに参加し、その傾向と対策を踏まえた上で謎を解く事に全力を注ぐ」いわゆる「ガチ勢」の増加だ。

彼らはゲームが始まるやいなや周りの人たちに支持を出し、自らは一心不乱に謎解きにあたる。その経験に裏打ちされた知識と謎に対する熱量はヘビーユーザーである僕ですら追随できない。

 

そうです、この独走感が非常にまずいのです。

 

リアル脱出ゲームの肝は「見ず知らずの人と一緒に」「協力して」「謎を解く」という所にある。繋がりも上下関係も無いバラバラな人たちが謎を通して徐々に協力していく、それが一番の楽しさだ。

しかし、ガチ勢がグループの中にいた場合これが成立しない。我々は最初からガチ勢の指揮下に置かれ、指揮官の強烈なオーラに気後れしながら謎を解く羽目になる。この辺でちょっと冷めた人なら「もうあいつらだけで良いんじゃ無いかな・・・」となってしまうことは間違いない。

また、仮に初心者がガチ勢の間違いに気がついても、そのオーラと経験量の差に押されて言い出せないという状況も度々発生する。

それは非日常どころか見慣れた「職場」の景色そのもの。

これでは、前回、僕が言った非日常とも言える純粋なチームプレイ」と「その中でみんなの力になれた自分力」なんて実現できるわけが無い。

リアル脱出ゲームの楽しさを潰してしまう「ガチ勢」の存在は本当に悩ましいのだ。

 

ちなみに僕の遭遇したガチ勢は、2/14だからといって待合室でみんなにチョコを配り始めるという。それ自体は捉え方次第だとは思うけど、一般的にちょっと様子がおかしい人なことが多い。もしかしたら、リアル脱出ゲームが与えてくれる「俺すげぇ」感がこう言うガチ勢の増加に繋がってるのかもね。

 

まあ、皆さんがもしそう言うガチ勢に遭遇しても、変に気を使わず脱出に集中することですよ。